鏡面及び樹脂離型対応コーティング

超鏡面の傷つき保護、耐摩耗、耐食の改善

一般的なコーティングでは難しい鏡面をターゲットにしたコーティングプロセスです。
通常のコーティングとの違いは、コーティングによる表面荒れを発生させない特別な工程で処理をするので、極めて凹凸(特に凸)の無い、精度の高い面粗度を維持することを可能としました。

凹み(ピンホール)のレベルについては、転写にうるさい製品の成形でも十分に対応可能なレベルにあります。

膜種としては●タフコートT(TiN)●タフコートC(CrN)の2種類から選択できます。
金型のメンテナンスやリペアの際の工程(脱膜→メンテナンス+再コート)に素早く対応しやすい仕様となっております。

処理実績としては、医療品関連、光ディスク金型関連、レンズ関連、ヘッドライト周辺の鏡面部品に多くの実績を持ち、最近ではLED成形型、BeCu素材の鏡面の保護膜、Ni電鋳(メッキ)を施した高精度のレンズ加工面の保護と高寿命化向けにも採用されております。

BeCu(ベリリウム)へのCr2N処理(鏡面保護+離型改善)
BeCu(ベリリウム)へのCr2N処理(鏡面保護+離型改善)

樹脂成形における離型性の改善

離型性改善については、現在では2つの対策で対応しております。

TFCR処理(Cr2N)

改良タイプのCrNコートで、鏡面やシボにも対応可能です。

鏡面金型へのCr2N
鏡面金型へのCr2N
TFTI処理(TiN系)

TiN改良の窒化チタン膜
ディスクの鏡面型へは現在も採用される、耐摩耗向け汎用タイプの被膜です。

R-CPN処理

プラ型にDLCを含めカーボン系の被膜を処理することで
逆に離型が悪くなったケースはありませんか?
カーボン系被膜の特性は素晴らしく、それを上手く活かしたいが
離型悪化を懸念して採用を諦めたケースはないですか?

RCPN処理は、こうした部分を改善した最新のカーボン被膜でカーボンと樹脂との親和性を防ぎ、金型離型の現状維持又は離型改善と同時に耐摩耗、高潤滑、高耐食などの機能を改善させます。
樹脂型やゴム系樹脂の成形でも採用実績は多くメッキ系からの切り替えとしてもご検討頂けるはずです。

これらの詳細につきましては、直接お問い合わせください。

ご採用のポイント

  • 複合処理の場合、お客様の考えるポイントを見極める必要がありますので、事前にご連絡を頂き、打合せをすることをお勧めします。
  • 処理の効果を最大限に引出すことを考えた場合、熱処理等の条件から見直す必要がありますので、他社で熱処理を施行されている製品については、熱処理条件等をできるだけご提示下さい。
  • 自社対応できる工程につきましては、最短納期をお約束しております。また、各処理料金につきましても、焼入+窒化や窒化+コーティングなどの複合SET価格で対応いたしますので、事前にお問い合せ下さい。
  • 一定のレベル以上の鏡面金型では、鏡面部以外の金型の放電、ワイヤ加工層の影響なども多きいため、最終的に全面をコーティングに適した仕上げにする必要があります。よってお打ち合わせなしにコーティング依頼を頂いた場合、これらの状況によってはお断りすることもありますのでご諒解下さい。